春の気配漂う森(20/01/27)
湿原のあちこちで今ハンノキの花盛りです。この森で いち早く春を知らせてくれるのがハンノキです。雄花からは 花粉の飛散が盛んです。雌花の色合いもなかなかのものです。
・ハンノキの雌雄花(左)
・つぼみが膨らんできたショウジョウバカマ(中)
・沢沿いのオオバギボウシの根(右)
(Fujimoto)
二十四節季:大寒、七十二候:水沢腹堅(さわみずこおりつめる)の頃ですが…。(2020/01/25)
【画像左】春霞?に浮かぶ伊吹山。見える水面は、琵琶湖・塩津湾です。中窓から。
【画像中】冬芽も成長。クロモジ。ブナの森で。
【画像右】例年なら雪で覆われるが、この時期にしては珍しくキノコらしい姿のキノコ。沢道で。
(森の案内人X)
水平に伸びるブナの根は圧巻なのだが風には弱い(20/01/24)
ブナの森の解説板の前にブナの根が、あちこちに伸びる 様子が見られます。随分しっかりと根を張っているようで、 水平方向に根を伸ばします。ところが、地中深く伸びる根がないのが 難点で、風に弱いのです。天は二物を与えずなのか・・
・ブナの根元で伸びる根(左)
・一昨年の台風で倒れたブナ(中)
・ことごとく喰われてしまったアカガシの実(右)
(Fujimoto)
(2020/01/23)
(Tomioka)
雪がないおかげもありますが…(2020/01/22)
今日も雪はなし。守護岩近くの定点カメラの画像では、1/21の朝に雪が降ったようですが、夕方には消えていました。
雪がないおかげで保全作業は進み、ユキバタツバキも早くから楽しめるようにはなりましたが、このまま雪が少ない天候が続くと森の生態系や琵琶湖への影響が気になります。
【画像左】北尾根の天然更新試験地から見た総見山(左側の最も高いピーク、658m)と守護岩(右側のピーク、520m)方面。総見山には雪が見えますが守護岩には全くありません。
【画像中】アカガシの森付近のコース沿いでは、ユキバタツバキが見られます。例年、今頃は雪に覆われていますが、今年は雪がないおかげできれいに見えます。6株が開花、蕾も多数あります。
【画像右】保全作業も進捗。枯れたアカマツの枝の落下による被害を予防する枝打ち作業。安全対策も重要な保全作業の一つです。重労働ですが…。
(森の案内人X)
冷風の中、会員保全作業(20/01/18)
今年最初の会員保全活動の日。例年なら楽舎への除雪作業から始まるはずですが、 今冬は森の中での保全作業が可能ということで、9時には会員が勢揃いしました。
ブナの森コースの点検・保守班・メイプル原液採取班・下層植生育成除伐班・作業道づくり班の 4班に分かれて保全作業を行いました。強風注意報が出る中の冷風下の作業となりました。
・ウリハダカエデの幹に樹液採取用のタンクを設置(左)(photo:Hashimoto)
・下層植生育成のための除伐作業(中)(photo:Fujimoto)
・作業道づくり(右)(photo:Tomioka)
(Fujimoto)
(2020/01/16)
(Tomioka)
早春の花開き始めました(20/01/14)
例年雪の下からキタヤマオウレンが咲き出すことで、森の春の訪れを 感じ取っています。今年は積雪は無い状態ですが、キタヤマオウレンの 一番花が咲きました。本格的な開花は2月に入ってからということになります。
キタヤマオウレンが一番集中しているのは沢道ですが、森のあちこちに分布しています。 ショウジョウバカマやサンインカンアオイは、未だ蕾かたしの状態です。
・キタヤマオウレンの一番花(左)
・ショウジョウバカマ(中)
・サンインカンアオイ(右)
(Fujimoto)
(2020/01/12)
(Tomioka)
ツルリンドウの種子ってご覧になりましたか??(20/01/11)
この森には、リンドウ・エゾリンドウ・ツルリンドウ・ハルリンドウ(近年は見られない) と4種のリンドウがあります。1つの花は大小を別にすると、よく似た感じの イメージです。ところで、それぞれの種子はどんなのか??
今日、ツルリンドウの種子がかなり萎れてきてたので一部を採取しました。 増やして付属湿地で観察してもらえるようにと・・・
リンドウやエゾリンドウの種子は粉状の微粒ですが、ツルリンドウの種子は、ごま粒 ほどの大きさで、1個の実に10〜30個の種子が入っています。
・ツルリンドウの実(左)
・エゾリンドウの種子が飛び散った鞘(中)
・ツルリンドウの種子(右)
(Fujimoto)
(20/01/09)
(Tomioka)
(20/01/06)
(Tomioka)
(20/01/04)
(Tomioka)
守護岩の注連縄を交換し、御神酒をお供えしました(20/01/01)
例年は、かなりの積雪の中を汗をかきながらの守護岩詣でですが、 今年は薄らと雪があるという程度で、周囲の観察をしながら ゆったりと登れました。途中で注連縄に添えるウラジロとエゾユズリハ を採取して注連縄交換を行い、御神酒をお供えしました。
・本会会長のお手製の注連縄をもって(左)
・昨年の注連縄の守護岩(中)
・注連縄を交換し御神酒をお供え(右)
(Fujimoto)
これより前の情報は、パソコンでは画面右側の「情報(◯年◯月)」をご覧ください。
持続可能な開発目標(SDGs)(「開発」目標を山門では「持続可能性の具現化」と読み替えています)