(2022/11/30)

(Tomioka)


(2022/11/29)

・季節外れの暖かさに開花(中)

(Photo:Tomioka、Text:Murata)


落葉が進み明るさが増したコナラ林の林床(22/11/27)

 やや風が強い1日で、青空が映える森の中は風の吹く度に 落葉が舞い落ちました。林床にはふかふかの落葉層が。

 観察コースもサクサクの何とも秋らしい雰囲気です。

・落葉進むコナラの林間にカエデが映える(左)

・観察コースは分厚い落葉が積もる(中)

・タムシバは早くも多くの花芽をつけている(右)

(Fujimoto)


紅葉最終盤、落葉進む森 (2022/11/26)

  落葉が進むと葉に隠れていたものが現 れ、林床も日が差して明るく、いろん な姿が見えてきます。冬ならではの観 察シーズン到来です。

【画像左】絢爛を極めたブナの森の紅 葉も冬枯れに。よく見ると個々のブナ によって葉の様子が違います。葉がた くさん残っているものがある一方、ほ とんど葉のないものもあります。「落葉樹」でありながら雪解けまで葉が 残って「これでも落葉樹?」と思わせ るものもあり、なぜこんな違いが出る のでしょうか。光合成能力を失った葉 をいつまでも残しておくメリットはあ るのでしょうか。

【画像中】猛禽類に襲われたか小鳥の 翅。周辺を探してみましたが、襲われ た方の遺体は見つかりませんでした。 木の葉が少なくなって餌を見つけやす くなったのでしょうか。猛禽類が餌を 求めてやってくるのは森の豊かさを感 じさせます。

【画像右】ミイノモミウラモドキ。目 立たない地味なキノコですが、名残りの紅葉を背にしっかりした姿を見せて います。

(森の案内人X)


植物もいよいよ次世代に引き継ぐ準備(22/11/25)

 快晴の森、大阪からという来訪者が9時入山。下山時にお会いし 一寸お話。「写真に撮るものが多く、前に進めないのです。紅葉は 終盤でしたが、素晴らしい森ですね。」と・・・

 終盤とは言え、見るべきものが多い季節でもあります。

・褐色に紅葉するコナラも、こんなに赤く紅葉することも(左)

・カシワバハグマ、種子飛散の準備完了(中)

・ササユリの種子、半分既に飛散(右)

(Fujimoto)


紅葉の終期は草紅葉が湿原を席巻(22/11/24)

 展望場から湿原を見下ろすと、手前のコナラの紅葉ごしに 草紅葉が映え、湿原が見事です。

 湿原に降りると尚更、草紅葉の美しさに圧倒されます。 そんな湿原の池塘に青空が映り、それがまた良いです。

・展望場から湿原を望む(左)

・草紅葉のなかの池塘(中)

・ミヤマウメモドキも完全に落葉(右)

(Fujimoto)


(2022/11/23)

(Tomioka)


足元の晩秋(2022/11/22)

 暦のうえでは小雪(二十四節季)で、すでに冬。頭上を彩った紅葉も少なくなりましたが、足元では「晩秋」の佇まいがたっぷりです。紹介の画像は3枚だけですが、目を引くシーンは、無数にあります。ご自分のテーマで探してみてください。

【画像左】チゴユリの黄葉。これだけまとまった葉がきれいに色づくのは初めてみました。多くの場合、虫に食われたり、枯れた後の傷んだ黄葉でした。

【画像中】ホオノキの実。栄養豊富な種はすでにリスなどの小動物や野鳥に食べられたり貯食用に持ち去られたのでしょうか。冬を迎える動物たちの大切な食糧です。

【画像右】落ち葉色々。標高の高いところではイタヤカエデ、カナクギノキ、コハウチワカエデなど多種の落ち葉が堆積し、それぞれの個性的な色合いと形を見せています。枯れ葉もシカやノウサギなどに食べられ、森の栄養にもなって森の生態系維持に一役買っているようです。

(森の案内人X)


林床で目立つ落葉はシロモジ・・・(22/11/21)

 コナラやブナの落葉が進み、比較的葉が散るのが遅いシロモジ が林内を照らしています。そのシロモジは、落葉となっても林床で フットライトの役割をしています。

・シロモジの落葉が目立つ林床(左)

・紅葉をバックにハナビラニカワタケ(中)

・クリタケも発生しだした(右)

(Fujimoto)


会員は、紅葉をバックにシカの糞粒調査(22/11/19)

 2010年代には、森のシカの生息数が増え、下層植生や立木の樹皮が 大きな被害を受けました。そこで、一体この森に何頭くらいのシカが生息している かを推定するため、シカの糞粒調査を始めました。今日は今年の糞粒調査を行いました。

・林床でシカの糞を探す会員(左)

・調査で枯葉を取り除くと、森の清掃人の菌糸がべったりと(中)

・こんな地味な作業の合間は、周囲の景色を眺めて急速(右)

(Fujimoto)


「奥びわ湖・山門水源の森-生物多様性の保全の20年−出版の新聞社取材(22/11/17)

 2001年に組織した「山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会」は、以降この森の生物多様性を保全するため諸活動を行ってきました。2020年から20年史を出版する方向で、2年におよぶ悪銭苦闘のすえ会員を中心にした執筆・編集を終え、10月に出版が叶いました。

 この間の森での格闘・各界の皆さんからの活動協力・調査で明らかになった 森の姿などを収録しまた。

 今日は2社が取材に来てくれました。

・森の保全活動を現地で説明する会員(左)

・写真撮影前に身だしなみを・・・(中)

・一寸顔が硬すぎますね(右)

(Fujimoto)


やまかど・森の楽舎から沢道、登り切ると開ける湿原(22/11/16)

 時雨の中、沢道をゆったりと上ります。木道は滑り止めが施してあるもののやっぱり滑りやすいので注意が必要です。

 沢の滝にはタカノツメの落葉が、芳香を放っています。そんな香りを 楽しみながら10分も上ると、一気に前方が明るくなる。そこが湿原です。

・落ち葉も楽しみな沢(左)

・登り切るとパッと明るい紅葉が迎えてくれる(中)

・最初に目に入る北部湿原(右)

(Fujimoto)


四季の森の紅葉が最高潮になってきました(22/11/14)

 谷間となっている四季の森の紅葉は、日当たりの良い尾根部からやや遅れてピークになります。目が覚めるようなシロモジの黄葉の 中にコハウチワカエデの紅が全身を包んでくれます。耳を澄ますと せせらぎの音が一層心を癒やしてくれます。

・コナラの幹越しのコハウチワカエデの紅葉(四季の森)(左)

・シロモジとコハウチワカエデの饗宴(四季の森)(中)

・草紅葉の湿原にミヤマウメモドキ(右)

(Fujimoto)


ブナの森で、専門家の講演を聴く異例の舞台設定(22/11/12)

 今日の交流会は、本会がこれまで取り組んできた、生物多様性の保全 活動がどんなものなのかを、歩きながら会員が解説しました。

 それだけでは、手前味噌になりがちですので、京都大学の芦生林で 研究されている高柳敦先生に同行頂き、紅葉真っ盛りのブナ林の中で 特にシカの食害と森林の関係について野外講演をして頂きました。

・ブナとアカガシの接点で食害対応をガイドする会員(左)

・「保全作業の大変さもこの紅葉で吹っ飛ぶ」と会員も笑顔(中)

・紅葉のブナ林内で講演を聴く参加者(右)

(Fujimoto)


(2022/11/11)

(Tomioka)


(2022/11/10)

(Tomioka)


四季の森の紅葉が進み、終日“紅葉狩り”(22/11/09)

 立冬が過ぎ、森全体の色彩が大きく変わってきました。 紅葉の楽しみ方は、人それぞれですが、今日は保全作業を しながら、同一地点の紅葉の変化を楽しみました。

 作業とは名ばかりで、“紅葉狩り”の一日でした。

・四季の森の紅葉(10:48)左

・四季の森の紅葉(12:19)中

・四季の森の紅葉(13:49)右

(Fujimoto)


立冬の森紅葉は、いよいよ最盛期にさしかかる(22/11/07)

 ここ数日好天が続き、夜間の放射冷却もあり、森の紅葉が一気に 進んできました。多様な紅葉を観賞しつつ、中学生はササユリの播種 作業。

 午後からは遠く東京から紅葉の森を訪ねるグループをガイド しました。

・紅葉進む湿原の周囲の山々(左)

・ササユリについて会員からの話を聞く中学生(中)

・紅葉の森を訪ねた東京からのグループ(左)

(Fujimoto)


四季の森でアングルを変えて紅葉を楽しむ(22/11/06)

 紅葉が遅い四季の森でも、日当たりの良い部分は見応えが ある状態になってきました。そこでアングルを変えて紅葉を 楽しみました。

・コハウチワカエデ(赤)とシロモジ(黄)(左)

・林間からの紅葉(中)

・紅葉ピークのコハウチワカエデ(右) 

(Fujimoto)


紅葉進む森では、いろいろな紅葉の楽しみ方があります(22/11/05)

 麓の「やまかど・森の楽舎」の付属湿地では、草紅葉が最適期に なっています。また、コースに入ると様々な紅葉の過程が楽しめます。

・付属湿地(ビオトープ)の草紅葉(左)

・湿原のミヤマウメモドキの雌株は落葉し始めました(中)

・四季の森の紅葉は日当たりの良い樹は紅葉が進んでいます(右)

(Fujimoto)


(2022/11/04)

(Tomioka)


濃霧の湿原は又変わった世界が見える(22/11/03)

 今日は滋賀県全域が濃霧。おまけに日が高くなっても なかなか霧が収まらず、湿原はこの時ならではの生きものの 姿が見えました。特に日頃は見えにくいクモの巣に水滴が 付着して、こんなにクモって生息しているのと不思議なくらい の光景でした。

・濃霧の湿原(左)

・紅葉を背景のジョロウグモの巣(中)

・おびただしいクモの巣(右)

(Fujimoto)


秋の情景様々(2022/11/02)

【画像左】コマユミの果実。前夜来の雨の影響で、森へ向かう途中は濃い霧に包まれましたが、到着時には晴れてすっきり。水滴に濡れた果実が朝日に赤く輝いています。

【画像中】タゴガエル。この個体は腹部が膨らんでおり、卵を持った雌のようです。この森では5月に卵塊が確認されています(近成秀樹「タゴガエルの生活史」山門水源の森報告集Vol.6)。これから降雪期を迎え、このまま冬眠に入るのでしょうか。

【画像右】コウライウテンナンショウの果実。赤い果実とともに葉の枯れた姿も深まる秋の風情を漂わせています。

(森の案内人X)


(2022/11/01)

(Tomioka)


これより前の情報は、パソコンでは画面右側の「情報(◯年◯月)」をご覧ください。