1年中で一番キノコの発生が多い時期(17/07/31)
 7月下旬から8月中旬までは、降雨が適度であると年中でもっともキノコの発生量が多い時期である。とくにこれからはイグチの仲間の発生が目立つ。大きなキノコが見られるのもこの時期である。
・ハイカグラテングタケ(左)
・ミドリニガイグチ(中)
・シロオニタケ(右)
(Fujimoto)


(17/07/30)
(Saji)


(17/07/28)
(Saji、Hashimoto)


(17/07/27)
(Saji、Tomioka)


(17/07/26)
(Tomioka、Saji)


ヒツジグサとジュンサイ(17/07/25)
 付属湿地では、朝方咲き始めたジュンサイは昼には花を閉じます。他方ヒツジグサは、朝方は開花しておらず10時前後から午後2時(未の刻)にかけて開花し、夕刻には花を閉じ水面下に沈みます。
・蕾を持ち上げてきたヒツジグサ(17/07/25 8:50)(左)
・花を閉じたジュンサイ(17/07/25 12:30)(中)
・開花したヒツジグサ(17/07/25 12:30)(右)
(Fujimoto)


(17/07/24)
(Saji、Tomioka)


(17/07/23)
(Saji)


現地交流会に向けて(17/07/22)
 8月5日に予定されている現地交流会 (テーマ「常識 くつがえすクモの世界」 )に備えて下見を行いました。クモは沢道や北部湿原の観察予定区域で盛んに網を張り、美しい姿を見 せています。当日の観察や網標本採集体験を大いに楽しめそうです。夏休みの自由研究にも良いかもしれません。講演も身近 なやさしい内容です。まだお 申込みでない方も、ぜひ参加をご検討ください 。関西クモ研究会の皆さんがわかりやすく指導してくださいます。 クモだけでなく、 トンボなどの昆虫観察も楽しめそうです。
・沢沿いで盛んに網を張るオシロカネグモ(左)
・滋賀県レッドデータリスト 希少種のトゲグモ(中)山門の森では多く見られます。今日もたくさん網を張っていっていました。
・初めて見た昆虫。 2~3㎜の小さなもの。何の仲間 ?(右)
(森の案内人 X )


(17/07/20)
(Saji)


天然更新試験地植生調査(17/07/19)
 降雨のため伸びていた天然更新試験地の植生調査を実施。食害防止ネット内は、先駆植物の伸長が著しい。カラスザンショウは5mを超え、アカメガシワも3mを超えるものが殆どである。他方ネット外は、不嗜好性植物が大部分を被っている。アカマツ・ソヨゴ・ヒサカキが優先している。
・植生調査風景(左)
・食害防止ネット内の様子(中)
・ネット外の様子(右)
(Fujimoto)


(17/07/18)
(Tomioka)


(17/07/17)
(Saji)


(17/07/16)
(Saji、Tomioka)


二次林の天然更新の力は脅威(17/07/15)
 山門水源の森は、おおよそ900年もの間薪炭林として活用されてきたことは 度々紹介してきました。しかし、1960年代後半から人との関わりがなくなり、放置林の状態となっていました。そのことで生物多様性が貧弱化するのを食い止めるため、2011年部分的に皆伐を行い、天然更新の状態を確かめるための植生調査を続けています。今日は、皆伐から6年目の植生調査を行いました。自然林の更新する力の大きさを今更ながら感じました。
 ・2012年5月20日の伐採地(左)
 ・今日の伐採地(中)
 ・この中で植生調査をしています(右)
(Fujimoto)

 ・ブナ植樹地の草刈り(左)
 ・昼食をとるボランティアのメンバー(中)
 ・ノギラン(右)
(Murata)


(17/07/14)
(Saji)


(17/07/13)
(Saji、Tomioka)


(17/07/12)
(Saji)


(17/07/11)
(Saji、Tomioka)


梅雨末期となり森の動植物も模様替えをし始めた(17/07/10)
 ナツツバキの落花がここかしこに目立つようになり、やわらかったヤマナラシの葉も堅くなり、今や「山を鳴らす」状態になってきた。夏の虫も次々と姿を現すようになってきた。
 ・ナツツバキの落花(左)
 ・堅くなったヤマナラシの葉(中)
 ・スジクワガタ(右)
(Fujimoto)


(17/07/09)
(Saji)


保全活動は試行錯誤だが、予想的中は快い(17/07/08)
 森の保全活動は多種多様で、予想した通りの結果を得ることは、それほど多くない。失敗して、工夫をして、失敗しの繰り返しである。
 そんな中、滋賀県の絶滅危惧種となっているミヤコアザミの現地での増殖に取りかかって7年が経過した。食害を考え防獣ネットの中で増殖をしてきたものが、十分な株数になり絶滅は免れたと考えている。
 しかし、自然増殖が本来の姿であるため、2015年秋保護区の周囲の草刈りを行い、保護区の種子が周囲に飛散して分布が広がるようにとの試みを行っていたところ、見事に周囲への分布拡大が確認出来る状態となった。
・保護区周囲の草刈り(15/10/17)(左)
・今日の保護区(中)
・保護区の周囲に分布を拡大したミヤコアザミ(右)
(Fujimoto)


(17/07/07)
(Saji、Tomioka)


一夜花のナツツバキに平家物語を想う(17/07/06) 山門水源の森にはかなりの株数のナツツバキがあります。開花する株は、かなりの樹高があり、落花を見て初めて ナツツバキが咲いていると確認します。
 一夜にして落花するさまを「盛者必衰の理」と読んだ作者の自然を見る目に感じ入るシーズンです。
・ナツツバキ(左)
・ヨシ群落の中で咲くノハナショウブ(中)
・順調に生育するササユリの蒴果
(Fujimoto)


(17/07/05) 
(Saji)


(17/07/04) 
(Hashimoto、Saji、Tomioka)


今年の梅雨の湿原は水不足(17/07/02) 九州・北陸と豪雨が続いているものの、また山門水源の森は降雨こそあるものの、いわゆる梅雨期の降雨量は無く、モリアオガエルは干上がった湿原を産卵場所を探して動き回っています。
 ・干上がった湿原のモリアオガエルの這い跡(左)
 ・水域ではショウジョウトンボ(中)
 ・湿原の場所によってトキソウの開花時期が大きく異なる(右)
(Fujimoto)


(17/07/01)(Tomioka、Saji)