最高のミツガシワの開花状態で観察して頂けたのが何よりでした(24/04/27)

 午前中は、琵琶湖博物館副館長の山川千代美さんから、山門湿原で実施したボーリングコアの 試料分析結果から、山門湿原のミツガシワが地史のどの時代から存在したのか、そのころの他の 植物や昆虫の状態はどのようなものだったのかをお話し頂きました。

 その後現地に出向いて、本会会員のガイドで森の状態・保全活動の状態・ミツガシワの観察 等を行いました。

・山川さんの講演(左)

・今日の湿原のミツガシワ(中)

・班に分かれての観察・南部湿原で(右)(photo:佐治)

(Fujimoto)


新葉の展開が鮮やかな森に、木々の花も次々開花・ミツガシワは満開(2024/04/26)

 日本の樹木の中で最も大きな葉をもつホオノキの新葉が開き出しました。 新葉と苞の色のコントラストが鮮やかです。やがて苞が落下し、新葉がどんどん大きくなります。

 ウワズミザクラも咲きだし、沢道ではカワトンボの羽化が日々続き、岩の間からはタゴガエルの 鳴き声があちこちで聞こえます。湿原の周りでは一気にシオヤトンボが増えてきました。

・ホオノキ(左)

・ウワズミザクラ(中)

・満開のミツガシワ(右)

(Fujimoto)


現地交流会に合わせるように待ってくれているミツガシワ(24/04/25)

 今年の現地交流会実施日時は、昨年末に決定しました。が、はたしてこの日にミツガシワがうまく咲いているのか???

 2月に花芽が出るという異常さもありひやひやしていました。しかし、何とかこの日に合わせてくれているようです。

・気品さえ感じるミツガシワの花(左)

・チゴユリも群生(中)

・ザイフリボクも青空に映えています(右)

(Fujimoto)


(2024/04/24)

(Tomioka)


いよいよ森の緑のグラデーションが、もっとも美しい時期を迎えました(2024/04/23)

 ブナの新緑で始まった森の春は、いよいよ本番を迎え、湿原の周りコナラが銀色の葉芽 を展開し始めました。つづいて木々の花芽も膨らんできました。

・銀色に輝くコナラの新葉(左)

・コハウチワカエデの新葉と花序(中)

・ウラジロノキの新葉と花芽(右)

(Fujimoto)


4/27実施の現地交流会で案内をする会員が、下見を行いました(24/04/20)

 4月27日は、100名の皆さんをお迎えすることになっているので、案内は本会会員20名 がいたします。今日は、1週間後の森の状況やメーンとなるミツガシワの開花の進行状態等の下見を行いました。

 当日、目の覚めるような新緑をバックに、咲き誇るミツガシワを十分観察して もらえるはずです。

・中央湿原の今日のミツガシワ(左)

・4/27に咲きそろうだろう南部湿原のミツガシワ(中)

・麓の付属湿地のミツガシワ(右)

(Fujimoto)


春が一段と進み、森の花々も次の種類へと変わってきました(24/04/18)

 ヤマザクラの仲間で最も遅く咲くカスミザクラが咲き始めました。その 背後に黄砂で霞む太陽が・・・。この黄砂が去れば森の新緑の最盛期に入ります。

・黄砂で霞む太陽と咲き始めたカスミザクラ(左)

・一番花のチゴユリ(中)

・咲き始めたツクバネソウ(右)

(Fujimoto)


湿原のミツガシワの開花面積が広がってきました(24/04/17)

 連日の高温でミツガシワの開花が徐々に進んでいます。未だ花茎を 出し始めたものから、開花が進んだものまで様々です。

 湿原が白く染まりきるには、もうしばらくかかりそうです。

・開花の進んだミツガシワ(左)

・目立たないアオキの花にも訪虫(中)

・鳴き声が多くなってきたシュレーゲルアオガエル(右)

(Fujimoto)


現地交流会「春本番、湿原を白く染めるミツガシワ」の準備進む(24/04/15)

・ミツガシワを間近で見てもらうための足場設置(左)

・ヤマザクラ(中)

・もりの楽舎(山小屋)へ続く進入路のトキワイカリソウ(右)

(Tomioka、右:Murata)


山門水源の森、最高点の守護岩からブナの森の新緑が目立ち始める(24/04/14)

 湿原から森の最高点守護岩から総見山方面を眺めると、いっそう鮮やかなブナの 新緑が目に入ってきます。ブナにも個体差があるため、これから日に日にこの 鮮やかな緑が増えてゆきます。

・ブナの森から守護岩のブナの新緑(左)

・沢沿いのオオカメノキ(中)

・シカに見つからず咲き誇るシュンラン(右)

(Fujimoto)


夏近し…⁉(2024/04/13)

  夏日の気温が予報されていましたが、適度な風の中オオルリ、ウグイス、アオバトなどの声も聞こえ、爽やかな気候でした。ただ、ヒノキ花粉症気味の身にとっては厄介な一日でした。

【画像左】木の天辺で囀るウグイス。見通しの良い樹上でアピールしていました。まだあまり上手ではありませんでしたが。

【画像中】ブナの葉芽の中で動き回るオオルリ。2羽で枝先を飛び回っていました。餌とりだったのでしょうか。このブナの葉芽はまだ閉じていますが、木によっては部分的に展葉が始まっており、間もなく本格的に新緑が広がります。

【画像右】天然の石付き盆栽のようなスミレ。タチツボスミレの仲間でしょうか。今、森のコース沿いではシハイスミレなども含めて多数開花しています。足元に目を向けてみてください。

(森の案内人X)


トクワカソウに続き湿原のミツガシワも蕾が色付いてきました(2024/04/12)

 森の麓の「やまかど・森の楽舎」の付属湿地では、ミツガシワが咲き出しました。 湿原のミツガシワは、蕾が色付き始め、来週後半からが見頃になりそうです。  

 人気のトクワカソウは、一部で花が散り始めていますが、来週前半までは可憐な 花が観られます。 

・色鮮やかなトクワカソウ(左)   

・湿原のミツガシワ(中)

・日頃、保全活動に援助してもらっている湖北工業株式会社の新入社員の皆さんが、初任者研修を兼ねて防獣ネット設置作業をやってくださいました。若い皆さんの力で、作業が一気に 進み感謝、感謝です。お疲れ様でした。(右)

(Fujimoto)


(2024/04/11)

(Tomioka)


オオカメノキ・ハウチワカエデが開花しています(24/04/10)

 今日も神戸・大阪等々から、トクワカソウの群落の観察にと お訪ね頂きました。辛うじて数輪のキタヤマオウレンも残っており 歓喜していただきました。

・オオカメノキ開花(左)

・ハウチワカエデ(中)

・白っぽいトキワイカリソウ(右)

(Fujimoto)


(2024/04/09)

(Tomioka)


(2024/04/08)

(Tomioka)


木々の花も次々開花しています(24/04/07)

 今、遠目で森を眺めると林内のあちこちにタムシバの白い花が芽立ちます。この花が終わる頃には、カスミザクラが咲き始める ことになります。林床には、シカの忌諱植物であるアセビが咲き誇っています。 ユキツバキとヤブツバキの中間雑種であるユキバタツバキの花も目立つようになってきました。

 花の色・大きさ・花弁数等、株毎の違いを楽しんでください。

・トクワカソウ(左)

・アセビ(中)

・ユキバタツバキ(右)

(Fujimoto)


4月最初の保全活動日、好天に恵まれ作業進む(24/04/06)

 昨日までは何となく寒さも感じる天候でしたが、今日は文字通りの作業日より。 4月に入っての最初の会員保全活動日で、湿原の刈取後の整理、湿原の周りのササユリ保護 ネットの設置、ブナの森コースの巡視と防獣ネットの整備、定期水質調査等々に分かれて 作業を行いしました。

・刈払後の湿原整理作業(左)

・早くも伸び出したササユリの花芽(中)

・咲き始めたトキワイカリソウ(右)

(Fujimoto)


湿原のミツガシワの花茎が一気に伸び出しました(24/04/05)

 日々、付属湿地と湿原のミツガシワの花茎の伸び具合を観察していますが、 花芽がいち早く出始めた株の花茎がいち早く伸びるわけではありません。

 遅々として花茎が伸びない個体もあれば、一気に花茎を伸ばす個体もあり 、その違いが何なのか興味津々です。

・沢道のオオカメノキも花芽が出てから開花まで随分時間がかかります(左)

・一気に花茎を伸ばしだした湿原のミツガシワ(中)

・株式会社 山久、新入社員さんらによる保全作業(右)

滋賀県のネーミングライツを通じて支援いただいている、株式会社 山久の新入社員さんらが来訪。午後から1時間ほど湿原沿いのササユリ保護区域で防獣ネットの設置作業をしてもらいました。 湿原までの行き帰りには、この森や湿原の環境や生き物の特徴と、その保全に株式会社 山久からの支援をどのように使っているかを案内しました。

(Fujimoto)(右:Tomioka)


暖かい森(2024/04/02)

  妙に高い気温が続く昨今、水源の森の草木も春に向けてまっしぐらなようです。

【画像左】沢道のユキバタツバキ。花数はまだ少ないですが、沢道の入り口付近から湿原出口付近まで、点々と咲きはじめてきました。

【画像中】スミレサイシン開花。日当たりのよい場所ではタチツボスミレの仲間が咲きはじめていますが、スミレサイシンも見えてきました。

【画像右】沢道のオオカメノキの蕾。陽に透けた葉脈の形も面白い。間もなく真っ白な花が見られるでしょう。

(森の案内人X)


沢コースの大杉の根元近くに、開花が最も遅かったキタヤマオウレンが・・(24/04/01)

 今日も兵庫・大阪・福井からとキタヤマオウレンをとお訪ねいただきました。多くの地点で 花は散っていますが、遅咲きの場所では未だ楽しめます。

・沢道の大杉下のキタヤマオウレン(左)

・イワナシ(中)

・一斉に伸び出した湿原のミツガシワの花芽(右)

(Fujimoto)


これより前の情報は、パソコンでは画面右側の「情報(◯年◯月)」をご覧ください。