湿原内には希少種も見られるようになりました(21/07/31)

 森の湿原は、滋賀県の条例によって「ミツガシワ等生育保護区」に 指定されています。このため会員も湿原内に入るのは、調査時のみとしています。今日は観察コースから湿原の中の植物を望遠で撮って みました。

・南部湿原のサギソウ(左)

・南部湿原のアギナシ(中)

・北部湿原のコタヌキモ(右)

(Fujimoto)


乾ききっていた森にもキノコが発生(21/07/29)

 夏休みの自由研究で小学生が来るというので、7/27に発生状況を下見しました。 この時点では小学生の興味を引くだろうと思われるキノコは皆無 に近い状態でした。が昨日の降雨が効いたのか、児童がこれも キノコ?といぶかしがるようなものも発生しました。

・エッ!これもキノコ!コイヌノエフデ(左)

・傘がパンケーキみたい ホオベニシロアシイグチ(中)

・今日も 山門の里に滞在 コウノトリ(右)

(Fujimoto)


(2021/07/28)

(Tomioka)


休耕田は最高の採餌場所(21/07/27)

 里の水田は、間もなく出穂を迎えます。その水田の中に休耕田や放棄田が点在しています。

 コウノトリの行動を観ていると、水を張った 休耕田では、くちばしを水中に入れてせわしく採餌しています。そばには カルガモの家族も訪れていました。出穂間もない水田でも獲物を探し回っていました。

・休耕田にはカルガモも(左)

・休耕田へ舞い降りたコウノトリ(中)

・森ではキタヤマオウレン分布地の整理作業(右)

(Fujimoto)


「予想したより・来てよかった」が子どもたちの感想(21/07/25)

 滋賀県下各地から集まった小学生20名。5人に1名のガイドと贅沢な自然観察 です。

 子どもたちも、森に入ると一気に涼しくなるので、「涼しい」の歓声。 森の役割とか何とか大人が説明するより、この歓声が全て。

「アッ、こんな小さな カエルが・・」と5mm程の今年産まれたタゴガエルの個体を見つける。これを ネタにガイドは、このカエルが産まれた場所(穴)とタゴガエルが居る場所の環境 に合わせて色が変わる(保護色)こと、この森には他にモリアオガエルも居ること へと話をつづける。

・県下各地から集まった小学生(左)

・湿原でオタマジャクシから小ガエル(幼体)になって上陸した個体を観察(中)

・木漏れ日の中での弁当(右)

(Fujimoto)


(2021/07/24)

(Tomioka)


「ナラ枯れ」によるコナラの落葉で、大暑に秋を想う(21/07/22)

 今年も去年に続いて、この森でもナラ枯れが発生していることは書きました。今日改めて四季の森を見回すと、トップページのような 落葉が始まっていました。四季の森では、コナラの1/3〜1/2くらいの 株がナラ枯れになっています。

・カシノナガキクイムシの入りこんだ跡と根元に落ちた木屑(左)

・ナラ枯れしたコナラ(中)

・シーズンを反映したクサイロハツ(右)

(Fujimoto)


高温の森も爽やかな風で心地よい(2021/07/21)

 朝から28℃を超える暑さですが、森の中は風があり木陰は 心地よい1日でした。けれども、動くと汗が滴り落ちるのは 言うまでもありません。そんな湿原で今年もモリアオガエルの幼体 の上陸が始まりました。

・ピークを迎えた付属湿地のジュンサイの開花(左)

・上陸を始めたモリアオガエルの上陸(中)

・ウツロイイグチ(右)

(Fujimoto)


梅雨明け直後の付属湿地(2021/07/20)

 長雨に沈んでいた付属湿地でしたが、梅雨明けの明るい光に透き通った水ですっきりした姿を見せてくれました。昨日と2日間にわたって行われた消防署実況見分までの待ち時間の間、久しぶりにじっくりと付属湿地の様子を撮影してみました。

【画像左】ハッチョウトンボ。雄ですが、まだ少し若い印象です。今日見たのはこの1頭のみ。

【画像中】シマヘビ。近くにはイシガメの子供やイモリがいましたが、それぞれ別方向へ分かれていきました。舌が不気味。

【画像右】ニホンイシガメ。水中を元気に泳いでいますが、時々水面に顔を出してくれます。ヘビに見つらず良かったね…!

(森の案内人X)


(2021/07/19)

滋賀県長浜市と米原市を管轄する湖北地域消防本部の伊香分署から、署員の方が事前の救助調査に来訪されました。ヘリ救助が可能な地点、伊香分署との無線交信の感度、携帯電話のアンテナ感度の状態などをポイントポイントで確認されていました。

保全作業の効率化を目的に許可を得て整備している作業道ですが、「コープしが」への事業助成申請時に書いた「救助」にも有効であることが確認されました。

(Tomioka、Murata)


階段補修資材歩荷中もキノコの発生が気になる(21/07/17)

 今日は第3土曜日(会員保全活動の日)。第1土曜日(3日)は 雨天のため保全活動期は中止でした。久々の保全活動ということで 20名の会員参加がありました。森の尾根筋は涼風に恵まれたものの、湿原や 麓の「やまかど・森の楽舎」で作業した会員は、強烈な日射に 疲れ倍増したようです。そんな暑さも沢道の滝の飛沫にホッと一息しました。

・サマツモドキ(左)

・ニガイグチモドキ(中)

・滝の飛沫にホッと一息(右)

(Fujimoto)


(2021/07/15)

(Tomioka)


観察出来る花・昆虫は観察時間で変わります(21/07/14)

 湿原(付属湿地)で見られる花には、見ることのできる時間があります。 ジュンサイは、早朝から花を開きますが、真っ昼間には閉じてしまいます。 ヒツジグサは、未の刻(午後2時)に最も開きます。だから朝早くには 開いていません。トンボは沢山いますが、好天の日が観察のチャンスです。 カエルやアカハライモリは雨の日が観察のチャンスです。

 何を観たいかで、お訪ねの時間・天気を調整して下さい。

・ジュンサイ(付属湿地 9:15)(左)

・ノギラン(観察コース沿いに多い)(中)

・クサレダマ(北部湿原のネットにカメラを近づけて)(左)

(Fujimoto)


(2021/07/12)

(Tomioka)


(2021/07/11)

(Tomioka)


(2021/07/10)

(Tomioka)


(2021/07/08)

(Tomioka)


(2021/07/07)

(Tomioka)


(21/07/06)

(Tomioka)


ヒツジグサが咲くとこんなパターンになります(21/07/04)

 3日はヒツジグサが開花する前の時間帯に、ジュンサイの葉とヒツジグサの葉が 編み出すパターンをトップページに載せました。

 ヒツジグサが開花するとちょっと雰囲気が変わります。 この水面の周りには、モウセンゴケが群生しています。そのモウセンゴケには、変わったモウセンゴケトリバという小さな蛾がとまっています。モウセンゴケ と言えば、食虫植物の代表なのに・・・ この蛾の幼虫は、モウセンゴケの葉や実を食べる秘策を持っています。

・ヒツジグサとジュンサイの葉のパターン(左)

・モウセンゴケの花柄にとまったモウセンゴケトリバ(中)

・ケンポナシの花満開(秋には奇怪な実ができます)(右)

(Fujimoto)


森のあちこちにナツツバキの花、キノコの発生も多くなる(21/07/03)

 森の中の観察コースを歩いていると、足下に白い花が落下しています。 見上げるとナツツバキが咲いています。季節が大きく動きだしました。 こんな観察をしながら今日は、20名ほどの会員で保全活動を行いました。

・ナツツバキ(左)

・ヒメコウゾウの実がいろづき始める(中)

・ムラサキナキナタタケ(右)

(Fujimoto)


(21/07/01)

(Tomioka)


これより前の情報は、パソコンでは画面右側の「情報(◯年◯月)」をご覧ください。