付属湿地ではトキソウに続いて今日ヒツジグサの一番花が咲きました。(17/05/31)
 湿原の周りではコアジサイが芳香を放ち始めました。ササユリも蕾の膨らみ出しましたが、花を3〜4個も咲かせるはずの株が、防獣ネットの中で喰われるということも起こっています。防獣の難しさを日々感じます。
・付属湿地で咲いたヒツジグサの1番花
・南部湿原脇で芳香を放つコアジサイ
・湿原の周りのササユリ (Fujimoto)


(17/05/30)(Tomioka、Saji)


(17/05/29)(Tomioka)


今期のササユリの最盛期は6月10日前後に(17/05/28)

 雪解けが遅れたためか今年のササユリの開花は、例年より遅れ気味です。今期最初に咲くと思われる蕾がようやく淡い色づきになってきました。大部分の蕾は未だ未だ緑色です。
 食害から何とか守り開花までと4月からいろいろ作業してきましたが、金網の中の開花予定株が1株食われてしまいました。シカの方が私たちより上手をいくということです。

・今期最初に咲くササユリ淡く色づく(左)
・4個の蕾を付けたササユリ(中)
・防獣対策をしても食われたササユリ

(Fujimoto)


2017年5月27日 会員向け講習会
 森の案内人の三浦豊さんのご指導で、会員向けのガイド講習が行われました。いつも会員が行うガイドでは「森の保全」についての内容が多いのですが、今日は、樹木の生態に関する説明を主に受けました。
 アカマツとアカガシは競合関係にある、樹木の花の大きさは受粉を助ける生きものの大きさとかかわっている…等々、断片的に知ってはいるものの、筋道立った説明に認識を新たにするところ多々あり、大変勉強になりました。今後のガイドに大きく役立つことと思います。


画像-1:三浦さんの解説を熱心に聞く会員の皆さん。
画像-2:解説にもあった歴史的に古い樹木の代表ホオノキの花が青空に映えていました。
画像-3:守護岩付近で見つかったブナの実。この実は未熟ですが、秋には熟した実が食べられるかな?

(森の案内人X)


2017年5月26日 朝日新聞 滋賀版に紹介されました。「曳山継承へ森づくり 長浜にアカガシ群生」(ただし、文中の本会「藤本会長」は「前事務局長」の誤りです)

(画像:Tomioka)


2017年5月25日 (画像:Saji)


2017年5月24日 (画像:Saji、Tomioka)


2017年5月23日 (画像:Murata)


2017年5月22日 (画像:Saji、Tomioka)


2017年5月20日 (画像:Murata)


2017年5月19日 (画像:Tomioka)


モリアオガエルの産卵開始で季節が進む(17/05/18)

・北部湿原から総見山を望む(左)

・新緑の四季の森(中)

・今年最初のモリアオガエルの卵塊(右)

 快晴の空のもと緑が際立って新鮮に見えました。産卵は昨日だっただろうと思われるモリアオガエルの卵塊が、3カ所で確認出来ました。季節がまた1つ進みます。(画像:Fujimoto)


2017年5月17日 (画像:Tomioka、Saji)


シダの緑が鮮やかな森(17/05/16)

・シシガシラ

・ヤマドリゼンマイ

・アギスミレ

 森の緑が色濃くなり始めた今、シダの新芽が鮮やかです。ロゼットのようなシシガシラは、新芽の色合いが日々変化し、今の時期が心和む色合いを楽しめます。沢筋ではアギスミレが咲き出しました。花が終わる頃には、葉がU字形に切れ込むのも面白いです。(画像:Fujimoto)


2017年5月15日 自然の妙技にただただ
・ホオノキの雌花(15/05/14 15:00 By:Fujimoto)

・一夜あけたホウノキの花(By:Saji)

・雄花が開花(By:Saji) 

 今、森ではホオノキがあちこちで芳香を放っています。 この木は樹高が高いので香りで開花を知ることが多いのですが、 低い木で開花を見ることが出来ると、自然はここまで考えているのか とつくづく感じ入ります。

 昨日(5/14)比較的低い木に花が咲いているのを見つけて、観察すると 雌花のみが開花しています。今日(5/15)の朝方には花は閉じていました。 昨夕閉じたということです。ところが、午後には再び開花しました。しかし、よく観ると昨日咲いていた雌花はもう閉じています。その代わりに雄花が 咲いています。同じ花の雌花が咲く時と雄花が咲く時期を変えることで 自家受粉することを避けているのです。(画像:Fujimoto)


2017年5月14日 
・サギソウ(左)
・トキソウ(中)
・コバノトンボソウとモウセンゴケ
 付属湿地のミツガシワも花はすっかり終わり美の充実期に入っています。これに変わってサギソウ・トキソウ・コバノトンボソウ・サワラン・カキランなど、次の花の主役の芽が伸び始めてきました。6月初旬には咲き始めるものが見られるはずです。モウセンゴケは、既に花芽が伸び出したものもあります。 (画像:Fujimoto)


2017年5月13日 (画像:Tomioka、Saji)


2017年5月11日 
初夏の花々咲き出す ・フジ(左)
・レンゲツツジ(中)
・カルガモ(右)
 森には未だ新緑の名残が残っていますが、初夏の花が咲き始めました。
 フジ・タニウツギ・ホオノキ・レンゲツツジと・・・ツチアケビも顔を出しはじめ、湿原ではトキソウ・カキランの蕾が膨らみ始めました。森の中では毎年カルガモが営巣するのですが、うまく孵化できないようです。県道沿いの堰堤や山門の水田には親が見られます。
 (画像:Fujimoto)


2017年5月10日 (画像:Tomioka、Saji)


2017年5月9日 
・再生してきたミツガシワ(左)
・ササユリの発芽の違いでいろいろな食害防止(中)
・ようやく新緑がそろったコナラ林(右)
 南部湿原のミツガシワも食害防止ネットの設置以降、順調に再生しています。ササユリもこれと同様の再生と増殖をと、発芽段階の状態を観て金網の大きさ・金網の目の大きさなどを工夫しています。
 湿原のまわりのコナラがようやく新緑が出そろいました。(画像:Fujimoto)


2017年5月8日 (画像:Tomioka、Saji)


2017年5月7日 
・レンゲツツジ(付属湿地)(左)
・ウワミズザクラ(中)
・ホオノキの蕾(右)
 立夏を過ぎ一気に木々の開花が進行しています。コナラ、ウワミズザクラ、ザイフリボク、マルバシロダモなどか咲き、レンゲツツジ、タカノツメ、ホオノキの蕾が膨らんできました。(画像:Fujimoto)


2017年5月6日 (画像:Tomioka、Saji)


2017年5月5日 (画像:Tomioka)


2017年5月4日 付属湿地のホオノキ、イシガメ、羽化したシオヤトンボのヤゴ殻
(画像:Murata)

 山門水源の森とその周辺には、あちこちにブナが分布しています。日々の観察で、各地点のブナには3世代が分布しているように見えます。今日は会員で、各地点のブナの胸高直径を測定する作業を行いました。過去の観察では、今年が6年ぶりのブナの生り年だと予測していました。ところが自然は、そんなに単純ではありませんでした。
 ブナ林の林床には、今春開花した雄花の落花の隣に昨年落果した実生、その横には1昨年発芽した幼樹といった具合です。
・ブナ林の調査
・山門水源の森最大のブナ
・今年発芽した実生
(画像:Fujimoto)


2017年5月3日 1990年代後半までこの時期には、南部湿原をミツガシワが一面に被っていました。しかし、シカの食害で2010年にはほぼ開花する株が無くなり、2011年から防獣ネットで囲い再生を待ち望んでいます。
 それから6年が経過しましたが、未だ元の状態には戻っていません。ひとたび壊れた自然を取り戻すには、途方もない時間と経費・人力が必要だとしみじみ感じます。
 ・南部湿原のミツガシワ(17/05/03)
 ・全開のミツガシワ(17/05/03)
 ・かつての南部湿原のミツガシワ(1992/05/04)(画像:Hujimoto)


2017年5月2日 (画像:Tomioka)


2017年5月1日 (画像:Saji)