(18/08/31)

(Tomioka)


シカの食害進行は、生物多様性を阻害します(18/08/29)

 奥びわ湖・山門水源の森もシカの食害が年々増大しています。 特に森に接する福井県側では、スギの植林地が食害でスギが枯れ その後に外来種であるダンドボロギクが侵入、続いてイワヒメワラビ に置き換わろうとしています。こうなるとキノコも当然発生しません。 何とか奥びわ湖・山門水源の森の生物多様性を維持したいのですが、 その作業は多種多様です。みなさんのご協力がいただければ幸いです。

・下草(下層植生)が無くなり見通しは良い林ですが・・・(左)

・下層植生も食い尽くされダンドボロギクが侵入(福井県側)(中)

・ダンドボロギクからイワヒメワラビに遷移(福井県側)(右)

(Fujimoto)


森の生物多様性を日々感じつつ保全作業(18/08/28)

 湿原で秋を最も感じるのは毎年ミヤマウメモドキの色づきです。 1株1株色づきには違いがありますが、緑色の実が黄緑色→黄色→赤 と日々変化してゆくのを確認出来るのには心躍ります。1株の中でも いろいろなな段階が見られるのは更に心躍ります。

・1株の中でもいろいろな色合いがあるミヤマウメモドキ(左)

・不作のキノコをナメクジが摂食横にはヒグラシのセミ殻・森の食物連鎖を感じる(中)

・保全のためにと人工改変した所にダンドボロギク(右)

(Fujimoto)


(2018/8/27)

・作業道を作っている先端で、木を倒しました。【右】

(Tomioka、Murata)


秋へ向かう付属湿地(2018/8/26)

 近くの田んぼの上には無数のトンボが飛んでいました。山から降りてきたものです。これだけ暑くても、秋は一歩ずつ近づいています。

・サギソウを毎年撮りに来られている方がいらっしゃいました。まだ咲いていましたか、と安心されてシャッターを盛んに押していらっしゃいました。羽の上にクモ付きの画像【左】

・ヒツジグサも少なくなってきました。【中】

・サワギキョウが残暑厳しい中、風に揺られています。【右】

(Murata)


最新情報(2018/8/25)

 台風20号の影響  

【画像左】生きているカエデの大きな枝も折れるほどの風が吹いたよう。  

【画像中】大きな落枝がネットを損傷。  

【画像右】強風の「落とし物」。ブナの果実が多数。これから熟すはずのものもあ り、作柄に響くかも。明るい緑色の球は、ブナの葉にできた虫こぶ。「山門の真珠」 といってもよいほどの美しさ。

(森の案内人X)


(18/08/24)

(Tomioka)


秋の気配日に日に進行(18/08/22)

 今日も森は30℃を越えました。ただ風があったため木陰は 涼しさも感じることが出来ました。しかし、森や湿原は秋の気配が 忍びより色変わりを始めています。

・湿原の色合いも黄色みが増えてきました(左)

・中央湿原から守護岩を望む(ブナが色づき始めています)(中)

・脱皮したナガコガネグモの雌(大きい方)と雄(右)

(Fujimoto)


ブナの森防獣ネット、シカによる破損被害続く。(2018/8/21)

 ブナの森の防獣ネットのシカによる破損被害が続いています。今日も、4ヶ所で大きな破損箇所が見つかり、補修に追われました。ネットの網目がかなり大きいためシカの口が差し込まれ、網糸を噛み切りやすいようです。

 それなら目の細かい網を張ってみようということで、増設・補強作業を行いました。

【画像左】今日見つかった被害箇所。二重ネットがかなり広く破られています。プラ紐は補修した紐です。なぜか補修に使用したプラ紐は、すべて被害を受けることなく健在です。

【画像中】増設・補強ネットの設置作業。被害箇所がすべて地際であることから、高さ1mくらいで効果を確認。

【画像右】今日は、滋賀県立大学生が体験実習を兼ねて防獣ネットの増設・補強作業を手伝ってくれました。おかげさまで作業は予定以上に進捗しました。若い人たちの力で地道な自然環境保全活動が進めば、大変ありがたいことです。

(森の案内人X)


就労者を受け入れて、実習中(18/08/20)

・土砂の流出状況を調査しているので、雨の前に調査箱を回収しました(左)

・林道作りの先端部で、切り倒した木の枝を細かく砕いて処理しました(中)

・林内作業車を使って、林道の法面を補強する木材を移動させました(右)

(Tomioka)


ミヤマウメモドキも色づき始め秋気配本格化(18/08/19)

 猛暑続きで今年の秋はどうなるのかと心配していましたが、確実に秋が訪れ始めました。ただ貧雨の影響は大きく、夏の キノコの発生は過去最低です。西日本豪雨で報道された コアストーンは山門水源の森でもあちこちで見られます。

・色づき始めたミヤマウメモドキ(左)

・夏の名残のサギソウ(中)

・森のあちこちで見られるコアーストーン(右)

(Fujimoto)


秋の花が咲き始めました(18/08/18)

 息をするのも苦しささえ感じた暑さの日々だったものの、森は 確実に秋に向かっています。日々、暑さの中でも涼を感じさせてくれた ヒツジグサの開花が峠を越え、秋の花が咲き始めました。また雨不足で発生が少なかった変形菌の発生も増え出しました。

・咲き出したサワギキョウ(左)

・サワシロギク(中)

・スイーツを思わせるマメホコリ(変形菌)

(Fujimoto)


(18/08/17)

 保全活動などに使う資材を運び込むための作業道を作っています。

(Tomioka)


(18/08/16)

(Tomioka)


忍び寄る秋の気配と小雨が森を生き変えらせる(18/08/15)

 本格的な降雨はないものの、わずかな湿り気をもたらす降雨が森の生きものを蘇らせています。湿原から森に向かうモリアオガエルの幼体も、今日も次々と森に向かっていました。干からびた森で影を潜めていた変形菌が、次々顔を出すようになってきました。

・森に向かうモリアオガエルの幼体(左)

・胞子を放出するツノホコリ(変形菌)(中)

・妖艶なウツボホコリ(変形菌)(右)

(Fujimoto)


(18/08/14)

(Tomioka)


(18/08/13)

(Tomioka)


観察コースや調査地のパトロールも重要な活動です(18/08/12)

 相変わらず猛暑が続いています。昨秋と今春に植栽したユキグニミツバツツジ はこの日照りで大丈夫だろうか、2011年に皆伐を行い防獣ネットで囲った試験地 のネットは破られていないか。観察コースの階段の傷みの状態はどうだろうかと パトロールを行いました。パトロール中は周囲の自然観察が楽しみです。 会員と一緒に歩いてみませんか・・・。

・ユキグニミツバツツジは猛暑に耐えています(左)

・天然更新試験地のネットの有る無しで植生が大きく異なっています。

 防獣ネットは破られていませんでした(中)

・胞子を放出しているツリガネタケ(パトロール中の楽しみ)(右)

(Fujimoto)


(18/08/11)

・この日の作業は、活動ベースとしている「楽舎」の廊下、通路のペンキ塗りをしました。久しぶりに参加していただいた会員もあって、半日では難しいと思っていた範囲を塗り終えることができました。塗り終わって昼食中(中)

・昼からは会場を「つづらお」に移して、きょうとNPOセンターの講師を迎え、今後の活動のあり方について話し合いました。(右)

(写真:Tomioka、文:Murata)


ブナの森、シカの食害再発(2018/8/10)

 しばらくシカの活動が鎮まっていたのですが、7月頃からイノシシが暴れ、そのあ とを追ってまたシカが活動を始めています。下層植生を保護するためのネットが頻繁 に破られ、ササも食害を受けています。二重ネットも効果なし。いよいよ山全体を囲 わなければ?…。

【画像左】ネットワイヤがちぎり取られた。網目がちぎられるのは日常茶飯事。しか し、これは初めて。

【画像中】新しい食害痕。

【画像右】周囲には枯れたササの姿も。最近増えてきました。

(森の案内人X)


ブナの森も降雨で息を吹き返す(18/08/09)

 異例な猛暑続きで、ブナの森も生気の無い感じが湿原脇からも 見て取れていましたが、やっと本格的な降雨でブナ林らしい 景観が戻ってきました。

・雨でくもり気味のブナ林(左)

・ブナの幹を喜々として流下する雨水(中)

・生気を取り戻したブナの実(右)

(Fujimoto)


(18/08/08)

(Tomioka)


今年はシカの食害が少ないと思っていたのだが・・・(18/08/07)

 春先からササユリを保護するため、金網やネットを設置し例年になく 多くの花を楽しむことが出来ました。今の時期は、朔果が大きくなる時期。 日々朔果の状態を見回っているのだが、今日はかなりの株数の朔果が食害 に遭いました。これから10月下旬まで要注意です。

・金網から引き抜いて朔果のみ喰われた茎(左)

・金網は完全だか上から首を突っ込んで引き抜いた(中)

・ユリ根をイノシシが食った跡(右)

(Fujimoto)


(18/08/06)

(Tomioka)


(18/08/05)

(Tomioka)


現地交流会「おもしろ おかしい粘菌ぐらし」(18/08/04)

午前中は、80名が西浅井まちづくりセンターで講演を聴き、午後からは木を動かしたりひっくり返したりしながら変形菌(粘菌)を探し、観察しました。

・松本 淳氏の「森で出会える不思議な生物(変形菌)のはなし」(左)

・熱心に写真を撮っている粘菌は・・・(中)

・写真を撮られていたのは、ムラサキホコリ(右)

(Murata)


(18/08/03)

(Tomioka)


大勢で探すと次々変形菌が・・・(18/08/02)

 台風での降雨を期待していましたが貧雨で終わり、変形菌の発生 条件は悪いのですが、大勢で探すと結構見つかるものです。  8月4日は緑陰でみんなで不思議な変形菌を探したいものです。

・朽木を持ち上げ変形菌を探す(左)

・やはり湿気の多い所では変形菌が(キフシススホコリ)(中)

・氷を思わせるシロウツボホコリ(右)

(Fujimoto)


(18/08/01)

(Tomioka)


これより前の情報は、パソコンでは画面右側の「情報(◯年◯月)」をご覧ください。